【自転車日本縦断の旅】7月31日 さらば、九州...
自転車日本縦断 12日目
出発地:道の駅しんとよとみ(N33°35′18″E131°09′16″)
到着地:宇賀本郷駅(N34°13′40″E130°55′39″)
走行時間:5h29m
走行距離:99.80km
平均速度:18.2km/h
積算距離:751.91km
朝起きると、しとしととたちの悪そうな雨が降っている。
もう停滞は出来ないが、ちょっと待って様子をみてみる。
9時過ぎになると雨は止み予報でも良くなるらしいので準備をして出発。
出発の遅れを取り戻すためにもハイペースで漕ぎ出す。
門司までは着きそうな雰囲気になってからが長かったが、3時間ちょいで到着。
休日で人通りの多い町中を少し廻り、歩道用のトンネルへ...。
歩きや自転車で渡る人なんていないだろうと思っていたら、
観光地のように人がいっぱいだ。
荷物を付けたこの自転車はよく目立ち、いろんな人に声をかけられた。
九州縦断8日間長いようで短かったかな...。
エレベーターで海面下50mあまりまで下りトンネルを抜け
る。地上に出ると景色が似ていて戸惑ったが、良く見ると門司の町が対岸に見え
るのが分かった。
対岸に見える九州の大地を眺めながら今までの旅を振り返った。
地図を開くと「随分来たな〜」っと思ったが
本州、北海道と先を開くとまだまだ長い...
しばらくたそがれた後、出発するとすぐに九州の大地は建物に遮られ見えなくなった。
もう少し距離を進めて町中から離れないと泊まる場所も見つけられない。
まだ、それほど時間は遅くないからそこそこ行けるだろう。
下関から30キロほど離れ泊まる場所を探し始めた。
いろいろ見ていくうちにキャンプ場の看板を発見。
様子を見ると良くもないが、さらに探すのは面倒だったのでここに決めようとした。
しかし、聞いてみるとありえないような値段を言われてやめた。
書いてあったキャンプ料の他に海岸の入場料やテント設営料とか訳の分からない料金がかかってすごい値段になった。
詐欺みたいな感じだが、準備する前に 聞いといてよかった...
少し走って海岸線に行く道を曲がると宇賀本郷駅という素敵な無人駅を発見。
水道、トイレはあって小さな待合室が一つ。
国道からは少し離れて静かである。ほとんどここに決めるつもりで時刻表を確認。
最終はやや遅いが始発も遅く問題無し。
外で夕食でも作りながら時間が来るのを待った。
自転車日本縦断の旅
【自転車日本縦断の旅】8月1日 挨拶が気持ちい一日
自転車日本縦断 13日目
出発地:宇賀本郷駅(N34°13′40″E130°55′39″)
到着地:萩 小浜キャンプ場(N34°25′03″E131°23′07″)
走行時間:4h29m
走行距離:76.89km
平均速度:17.1km/h
積算距離:828.81km
朝、始発列車に乗るため地元の高校生がやってくる。
駅に泊まった時は利用者に迷惑をかけない事は勿論、
悪い印章を与えないようにするのも大切だ。
『お早うございます』とあいさつをすると気持ち良く返してくれる。
たまに、こっちが言う前に『お早うございます』と言ってくれる人もおり気持ちがいい。
汽車が出ると辺りは再び静かになり自分も支度をしつ出発。
はじめは豪快なシーサイドツーリング。
心配していた天気もまずまずで気持ち良く進む。
しばらくすると海が見えたり離れたりしながら長門市へ行く。
途中今回の旅で初めてチャリダーと会った。
長門市は思った以上に大きな街で買い物を済ませ萩の方へ。
ここから国道は大きく海を離れ、相当山を登るみたいだ。
そんな面白みのない道を離れ旧道へ廻ることにした。
こちらも小さな坂が沢山あって大変そうだが、
少なくとも車は少なく景色も良さそうだ。
その道は予想通り狭くて坂が多いが、時折綺麗な海を間近にみたり、
途中の集落をまるで模型のように見下ろしたりできる場所があったり、
素晴らしい道だった。
途中先の駅に汽車が到着し、しばらくすると高校生がやってきて
すれ違うと向こうから挨拶をしてくれた。
気持ちいい!都会では有り得ない光景だ!

ただ、こんな道にも大規模な改修の予定があるみたいだ。
所々今の道が広げられ、できない所は山を削り国道のような立派な道が作られている、
本当に必要なのか?通る車の8割位は工事車両だし、集落の遥か上のを通る新しい道までのぼるのも大変だ。
こんな事を思っているうちに萩へと到着。
キャンプ場を探しまずは荷物を置く。すると今日は花火大会があるらしい。
キャンプ場からもよく見えるそうだ。
やった!
テントを建て荷物を置くと萩の町を散策、前に何度か訪れた事もあり、軽く廻るとキャンプ場の横の海へ行く。
平日ではあるが多くの人で賑わっている。軽く泳いでみると川の影響か心持ち塩分が薄いような気がした。(気のせいか...)
夕方、少しずつ人が増えてきた。
放送も流れそれらしい雰囲気になってきた。
花火は場所や煙火店によって特長があるようで、
見慣れた長野県内の花火と少し違うような気もした。
また、これは中規模くらいの花火大会であったが、混雑やアクセス手段を考えるとこれくらいが一番好きである。
自転車日本縦断の旅
【自転車日本縦断の旅】8月2日 思い出の地
自転車日本縦断 14日目
出発地:萩 小浜キャンプ場(N34°25′03″E131°23′07″)
到着地:道の駅ゆうひパーク三隅(N34°49′14″E131°58′37″)
走行時間:5h08m
走行距離:90.10km
平均速度:17.6km/h
積算距離:918.91km
今日は40キロほどの山口県と島根県の境に近い場所にある、海の前で温泉付きのキャンプ場でのんびりするつもりであったが、一日天気がぱっとしないようなので先へ進むことにした。
頑張れば次の日のキャンプ予定地であった石見海浜公園まで行けるが、出発が遅かったので微妙だ。
とりあえずその手前の道の駅夕日パーク三隅を目標にした。
ここはかつて鉄道旅行をしてた頃、初めて立ち寄った道の駅で、なんていい設備の整った場所だろうと感心した覚えがある。
今でこそ各地にある道の駅だが、当時はかなり珍しかったのだ。
また、この間の海岸は晴れていれば青い空に白い雲、濃い緑の山々と深い青で波が白く輝く海が広がる。かつて汽車で廻った時の車窓が蘇る。
萩を出発して間もなく道の駅阿武に到着。
ここに全国道の駅発祥の地と書いてある。
ここから山陰地方を始め全国に広がったのだろう。

ここから益田へは海に近づいたり離れたりしながら走る。
海岸線は坂も少なくスピードも出て快適だが、
奥に入ると小さな峠がいくつもあり以外と大変だ。
益田から先距離は僅かだが道は少しきつい。
道の駅のやや手前から海沿いの旧道へ。途中の海岸で大休憩。
小さな海水浴場もあり海へも入れる。
夕方まで休むとあともう一息走った。
峠を一つ越えると目的の道の駅、夕日パーク三隅に着いた。
以前と変わらぬ眺めを懐かしもうと海の方へ行く。
「これだ〜」って思っていると何やら違う感じがする。
すぐ下に新しい家が建ってしまった...。
時代とともに景色も変わってしまうのだな〜。

これがその風景...
と、いうわけで今日は天候のせいもあり景色には恵まれなかったが、明日からは
晴れるらしいので期待しよう。
自転車日本縦断の旅
【自転車日本縦断の旅】8月3日 綺麗な海
自転車日本縦断 15日目
出発地:道の駅ゆうひパーク三隅(N34°49′14″E131°58′37″)
到着地:石見海浜公園(N34°57′00″E132°07′12″)
走行時間:1h28m
走行距離:26.2km
平均速度:17.7km/h
積算距離:945.11km
朝、待ちに待った太陽が姿を現した。
日の光りを浴びた海は青く輝き、山の緑も鮮やかだ。
今日はすぐ近くの石見海浜公園までである。
途中浜田で買い物を済ませ10時半頃到着。
設備の整ったキャンプ場に綺麗な海水浴場、のんびりしたい所だ。
テントを建て昼飯を済ますと早速海へと入る。
平日の割に人が多いが、水の綺麗さは以前と変わっていない。
透明度では下手な沖縄の海より上だと思うが、
以外と知られていないようだ。
十分に堪能し、テントに戻り夕飯の準備をする。
周りはほとんど家族連れや団体で賑やかであるが、
しばらくするとライダーらしき人が現れた。
もう少し旅人がいてもいいような気がするが今回はあまり会わない。
話をすると旅の出発日は自分と同じ日で、彼は九州から大阪まで来て
紀伊半島を周り日本海沿いに帰る途中らしい。
バイクの割りに距離はそれほどではないと思ったが、
色んな場所に寄れるのが少しうらやましい。
自転車日本縦断の旅
【自転車日本縦断の旅】8月4日 海、泣き砂、海
自転車日本縦断 16日目
出発地:石見海浜公園(N34°57′00″E132°07′12″)
到着地:道の駅キララたぎ(N35°17′27″E132°37′56″)
走行時間:4h15m
走行距離:71.68km
平均速度:16.8km/h
積算距離:1016.79km
この先のコースは良いキャンプ場が150キロ位離れた境港までなく
チャリダーにとって微妙な距離なのである。
一日で走ってしまう人も結構いるが、自分は明後日の6日に
境港で友達に会う予定なのでまだまだ余裕だ!
無理には走らず道の駅で泊まることにした。
目の前が海水浴場でなかなかいい所だそうだ。
最近、国道9号に入って海沿いを走る区間が少なく、
面白みに欠け、坂も多くて大変だ。
なるべく交通量も少なく景色の良さそうな旧道を選んで走る。
出発から2時間ほどで泣き砂の浜、琴ヶ浜に寄る。
海岸は思ったほどきれいでなかったが、泣き砂は結構広い範囲にあり、面白い。
いつまでも残ってほしい所だ。
古い家並みの残る道を進み隣の集落から国道へ戻る。
この先の大田市に着けばあと少しだ。
市内の量販店で買い物と食事を済ましもうひと頑張り!
すごく暑いが、多義の海で泳ぐため走ってしまおう。
1時半頃、目的地道の駅キララ多義に到着。
前の海はキララビーチといい、こぎれいな道の駅の建物と整備された浜、
それに音楽も流れお洒落なビーチだ。
多分昔は周りと同じく田舎の浜だったのだらう。
夕方、海の見えるベンチで夕日を眺めながら夕食をとり、
海の家の日よけを借りて泊まる。夜中、花火がうるさかった
がなかなか快適な夜だった。
【自転車日本縦断の旅】8月5日 変わった風景。
自転車日本縦断 17日目
出発地:道の駅キララたぎ(N35°17′27″E132°37′56″)
到着地:境港公共マリーナキャンプ場(N35°30′51″E133°15′03″)
走行時間:4h54m
走行距離:88.16km
平均速度:18.0km/h
積算距離:1104.96km
今日は松江の先の境港までの予定だ。
ここから先しばらく日本海に別れをつげ、
島根の県名のごとく島から根が出たような場所を走る。
東西の根っこの間はしんじ湖とよばれ日本有数の汽水湖である。
道は今までのような坂は少なく走りやすい。
出雲市までは国道9号線を走り、その先、
出雲路自転車道
という道を走ってみる。自転車用に作られただけあって走りやすい。
そして、しんじ湖の北側をはしる国道と合流し松江へ向かう。
途中の道の駅では安い値段でカヌーやヨットを貸し出していた。
時間があればやりたいところだ。
昼前に松江に到着。
市内に出雲そばの老舗があるらしい。
場所がはっきりしないが人に聞きながら何とか見つけた。
外観は普通であったが、店内に入るとソバ粉の産地が書いてあったり、打っている様子が見えこだわりを感じる。
地元産とブレンド(北海道幌加内産、中国産)のそばをそれぞれ頼んだ。
地元産の方が若干色が濃く風味が強い。
もちろん旨いが、食べ慣れた長野のそばとはだいぶ違っている。

松江からは国道を離れ、橋でつながれた二つの島を渡り境港へ行くルートを見つけた。
車も少なく道は快適だが、風がでてきてなかなか進まない。
海抜30p位の海面すれすれの道を抜けて、ようやく一つ目の島へ到着。
中央部は集落や公共施設があるようだが坂がきつそうなので海岸に沿って半周廻る。
のどかで‘島’っていう感じのいい所だ。
次の島は半分埋め立て地のような地形で、倉庫は工場のような建物が並ぶ
殺風景な感じだ。相反する二つの島の対比が面白い。
ここから高さ50m位ある大きな橋を渡ると境港だ。
遠くから見ると巨大な怪物のように見えるこの橋は非常に疲れる。
間もなく境港のマリーナのキャンプ場に到着。
湖沿いの平坦地、海面すれすれの道路、
捨てられた船、相反する二つの島、巨大な橋、
今日は普段と違ったちょっと変わった風景が多い一日だった。
自転車日本縦断の旅
【自転車日本縦断の旅】8月6日 ヨットに乗って!
自転車日本縦断 18日目
出発地:
境港公共マリーナキャンプ場
到着地:
境港公共マリーナヨット内
走行時間:1h15m
走行距離:22.90km
平均速度:18.4km/h
積算距離:1127.86km
今日と明日はここ境港でパラグライダー仲間のジョンとその友達と会う日だ。
ヨットに乗ったりバーベキューをしたりしてゆっくり休憩する。
朝、ジョン達が来るまで少し時間があるので
隠岐の島までのフェリーが出る港まで軽く出掛ける。
境水道にかかる大きな橋を渡り再び島根県へ。
山を一つ越えると港へ着いた。
ちょうどフェリーが二隻停まっていい雰囲気だ。
帰りは境港の町中にある水木しげるロードという道を廻って帰る。
おなじみの妖怪たちの像があったりして面白いが、商店街はやや淋しげだ...。
9時過ぎジョン達と合流しマリーナへ歩く。
これまで、栂池や東京で会ってきたが、
こんな所で会うなんて不思議な感じだ。
早速、ヨットを出すための準備を始める。
何か手伝える事はないかと聞いて、
ロープを引いたり、ウインチ回したり、
以外と重くて大変だ...。
ようやくセールが上がり準備完了。
近くの漁港、美保関へ向かう。
港を出てエンジンを止めると風と波の音だけの世界。
静かで気持ちいいが、穏やかすぎてスピードが出ない...。
エンジンをかけ美保関へと急ぐ。
港の近くで魚料理を食べていると空が怪しい雰囲気に...
ついに雨が降りだし、しばらく待つことに...
小降りになると急いでマリーナへと戻った。
その間、私はキャビンで居眠りをしてしまい、
クルーの皆様、失礼いたしました。
港へ戻ると近くの温泉で汗を流し、夕方からバーベキューが始まった。
途中、マリーナで会う人はみんなが顔見知りのようで面白い。
明日は何かのイベントでヨットを出すみたいで
また乗せてもらえるそうだ。
今夜はジョンと一緒にヨットの中に泊めてもらう。
微妙な波の揺れが心地よい...
自転車日本縦断の旅
【自転車日本縦断の旅】8月7日 クルーの一員?
自転車日本縦断 19日目
出発地:境港公共マリーナヨット内
到着地:境港公共マリーナキャンプ場
走行時間:0h20m
走行距離:4.13km
平均速度:12.0km/h
積算距離:1132.0km
昨夜は涼しく海も穏やかで良く眠れた。
今日は、午前中近くを少し航行して、午後は昨日と同じ美保関まで行くようだ。
朝食を食べのんびりしていると突然
『今から行くけど乗るか?』
と聞かれ慌てて乗り込む。聞いていた時間より大分早い...。
慌しく乗り込むとお客さんと共に出航!
途中から舵を持たせてもらい、いわれた進路に船を進める。
穏やかであるが、風向きが微妙に変わり気が抜けない。
しばらくして港へ帰るとお客さんから
『ありがとうございました!』と
自分もゲストであるのだがクルーだと思われていたらしい。
午後はまた別のグループと海へ出る。
またお客さんから色々質問されたが、昨日から教わった少ない知識で答える。
ウソさえ言わななければ大丈夫だろう。
風が少し強くなりスピードも上がり船もだいぶ傾いてきて面白い!
舵も風に合わせて重くなり、真っすぐに進めるのが難しい...。
そして美保関の漁港へ到着。
帰りの時間まで少し町中を散策。神社や古い町並み残りいい所だ。
帰りは風も弱くなりエンジンの力を借りてゆっくり戻る。
気持ちいいクルージングであった。
船の片付けや荷物の整理をするとジョン達はそろそろ帰る時間だ。
自分もお世話になった方にあいさつをしてテントの方へ戻った。
家族連れや団体客が多く少し居づらかったが、
一人ライダーの方が来ていたので話をする。
何年か越しの計画でこれから隠岐へ行くそうだ。
島はいいな〜と思いながら、旅の情報交換をした。
自転車日本縦断の旅
【自転車日本縦断の旅】8月8日 元気の元
自転車日本縦断 19日目
出発地:境港公共マリーナキャンプ場(N35°30′51″E133°15′03″)
到着地:柳茶屋キャンプ場(N35°32′05″E134°13′22″)
走行時間:5h29m
走行距離:106.84km
平均速度:19.5km/h
積算距離:1238.84km
長い休養を終え、今日は少し長い鳥取までの100キロ超の道程の予定だ。
最近サボり気味であり、さらに長い休養後の出発で多少不安が残る。
しかし、意外に疲れも取れ出発してしばらく快調なペースで距離を延ばす。
スプリンクラーが涼しげな広大な畑の中を走っていると、
所々巨大なシェルターかロケットの部品のような物が置いてある。
何だろうと思いながら走っていると前からトレーラーが現れた。
また同じような部品を積んでるのかと思って見ていると、今度は少し形が違う。
飛行機の翼のようで一瞬謎が深まるが、近づいてきて正体が分かった!
風力発電の風車だ。
下で見るととてつもなく巨大で、どうやって組み立てるのだろうと思いながら
その場を後にした。
しばらく走りやすい道が続いたが、昼過ぎから多少山道となり、
小さなアップダウンを繰り返しながら鳥取の手前で最後の海岸へ出た。
白兎海岸といって神話の舞台となった場所みたいだ。
鳥取はもうすぐだし、名前もかっこいいのでここで泳いでいく事にした。
そろそろ帰ろうと思い始めた頃、
山岳部のような装備をもった人に声をかけられた。
こっちも何のサークルか気になっていたので話を聞くと、
明治大学のウォーキング部というサークルで
旅や山登りを中心に活動しているらしい。
今までの旅の話などを聞いていると学生時代を思い起こし、
元気をもらったような気がした。
学生のみんなに見送られながら出発すると
不思議とこれまで以上に快調なペースで走ることができた。
やっぱ人からの応援が一番の励みになるんだなぁ...
間もなく鳥取市内へ入り、キャンプ場へ。
場所を探しているとカブダーと徒歩ダーの二人組から声をかけられた。
少し濃そうなメンバーであったが、話してみると面白く、
夕飯も一緒に食べることにした。
こうしてみんなで何かを作っていると沖縄を思い出す。
なぜか沖縄では料理は大勢で作るんだよね。
旅の話をしても彼らの知識はすごく、
明日は餘部で泊まるという話も通じ、
その先の泊まれる場所の情報も色々教えてくれた。
自転車日本縦断の旅
【自転車日本縦断の旅】8月9日 餘部鉄橋
自転車日本縦断 22日目
出発地:柳茶屋キャンプ場(N35°32′05″E134°13′22″)
到着地:餘部駅(N35°38′56″E134°33′26″)
走行時間:2h53m
走行距離:43.58km
平均速度:15.2km/h
積算距離:1282.43km
今日は鳥取から兵庫県に入り鉄橋で有名な餘部までの予定だ。
距離はいくらもなくのんびりと出発する。
そろそろペースを上げなければならないが、
この先泊まれそうな場所がなく、餘部の鉄橋も無くなるという噂があるので、
見収めかもしれないのでゆっくりしてゆく。
また、距離は短いが、坂がかなりありそんなに楽ではないようだ。
朝、出発してすぐ鳥取砂丘を見学する。
天気がいまいちで、ここはもう何度か来ているので、
軽く海まで歩いて終わりにした。
鳥取市内を抜けると猛烈な坂に行く手を阻まれる。
一つの峠を越えると次は海沿いのヘアピンカーブの連続地帯へ入る。
これを抜けると浜坂の町だ。
駅前にコンビニのような店を見つけ一安心、出発して
から店が一軒もなく、行動食も少なめでどうしようかと思ってたところだ。
ついでに昼飯も済ませちょっと休憩。
ここから先は峠を一つ越えるがもう少しだ。
峠は思ってたよりきつかったが、坂を下るとお目当ての
余部鉄橋が見えてきた。
明治時代に作られたもので高さ41m長さ309mの壮大な鉄道橋である。
今となってはもっと大きな橋はいくつもあるが、
当時の技術の粋を集めて作られたこの橋からは
「何がなんでもここに鉄道を通してやる!」
というような当時の人々の意気込みが感じられる。
近くに行くとなぜか観光客がたくさん来ている。
辺りに観光用の案内板も建ち、以前と様子が異なっている。
そして駅の方へ登るとここで今まで見たことがないほどの人がいた。
ここまでくると不思議に思って近くの人に聞いてみると
来年から架け替え工事が始まるらしい。
そのため邪魔者なく最後の姿が見られる今、人が集まっているのだろう。
いつかは架け替えの日が来るとは思っていたが、
こんなに早くきてしまうとは... 幸い、
今の橋も保存する方向で検討しているようだがどうなることか...。
おそらく自分にとって今回が最後のようなので、
とりあえず餘部から鉄橋を渡り香住まで往復してきた。
夜は駅で停まろうと思っていたが、これだけ人がいては泊まれない。
とりあえず夕方まで様子をみる。
しかし、そんな心配は無用だった、
18時を過ぎると人はほとんどいなくなり、かつての餘部に戻った。
静かな待合室には座布団も置かれ快適な夜を過ごすことが出来そうだ。
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